テレビドラマをあまり見ないのですが、今年うかつにもはまってしまったのがNHKの大河ドラマ”清盛”でした。
子供の頃は毎年当たり前のように見ていたのですが、実家を離れた頃から全く見なくなっていたのが、今年初めに偶然何回か見てから、病み付きになりました。
久しぶりに大河ドラマを見てビックリ、セットもお金が掛かっていて、衣装についても素材使いや色、柄がシチュエーションに応じてよく吟味されていて素晴らしく、ライティングもいけている、なにより役者の力の入り用が半端じゃありません。
毎回魅せ場があり、武士がどんどん頭角を現してく様が生き生きと描かれていて見応えたっぷり、連続ドラマの罠にどっぷりとはまって行きました。
(皮肉にも今年の大河ドラマ視聴率は歴代ワースト1位なのだそう、なぜなのか理解できません。。)
なぜこの話をしたかというと、母が父と廻っていた”西国三十三番札所巡り”を父から引き継ぎ、巡っていたのですがが昨年で満願さん(33箇寺全て廻り終わる)になったため、毎年恒例になっていた母との初冬の旅の目的を失いどこに行こうかと決まらないでいた所、”そうだ清盛の造った厳島神社行こう”ということになったのです。
目的がはっきりしてからの旅の計画はとんとん拍子、行き先の順序、宿の予約など次々に決まって出発を待つばかりとなりました。
そして迎えた初日
週間予報で何度も傘マークが付いては消えていた当日、お天気は幸運にも晴れ☀
JR新幹線広島駅から山陽本線に乗り換え宮島口で下車。
まずは腹ごしらえ、この辺りの名物の穴子を頂くべく、穴子めし専門店へ。
穴子飯専門店”うえの”
いよいよフェリーに乗り込み安芸の宮島へ!
海に浮かぶ厳島神社 潮加減もばっちり!
宮島は2回目ですが、前回は干潮時で鳥居の足の付け根まで出ていました。
それにしても、こんな場所に神社を建ててみようという発想、なかなか浮かばない事ですよね。。いや、たとえ浮かんだとしても現実の物としてしまう財力とモチベーションは想像を絶します。
拝殿で参拝
畳み掛けるような朱赤の回廊で結婚式に遭遇。
なんかのパンフレット用の撮影では?と疑った程、美男美女のでき過ぎカップル。
あとから親族の方達がいらして、本物だと判明、おめでとうございます♡
柱という柱はすべて朱に塗られ幻想的、清盛は生涯で60回以上この厳島神社を訪れたのだそうです、この回廊をどんな思いで歩いたのだろうと八百年以上前の時代に思いをはせました。。
帰りのフェリーから見た宮島
平日にも関わらずたくさんの参拝客や、修学旅行生等が訪れていました。視聴率が悪いとは言え”清盛”効果もあるのでは?等とも思いましたが、やはりこの神社は何の宣伝も必要ない唯一無二の日本の遺産で、世界に誇れるロケーション込みの建造美なのでした。ありがとう!清盛!!
感激醒めあらぬうちに、宮島対岸2駅先の温泉宿に着き、おいしい瀬戸内海の料理を頂き、大満足な初日が幕を閉じたのでした。。。
宿から見た宮島 海に浮かぶのはカキの養殖イカダ
10月は全国八百万の神が出雲地方に集結してしまうので、出雲以外の地方では神様がいなくなるので神無月と言い、逆に出雲では神在月と言うそうな、なーるほど。。
この神在月に行われるお祭りに振る舞われたお餅を”神在餅”と言い、それがなまって”ぜんざい”となって京都に伝わったのだそ〜な。。。
仮殿
残念ながら現在は平成の大遷宮で本殿の拝殿ができませんでしたので、こちら仮殿でお参りします。一般の神社では2拍手の所、ここ出雲大社では4拍手するのだそうです、分けも分からず2礼4拍手1礼して参拝を済ませました。(たくさんの4拍手が社内に響き渡って不思議な感覚でした)
平成の大遷宮に我が家でも一口ご奉賛
十九社 毎年10月(神在月)全国から集まった神様の宿舎なのだそう 19の扉が有り間隔は2メートル位、、ちと狭くないですか、神様。。?
出雲大社は縁結びの神”大国主大神”が祀られているのだそうですがこの神様、あのだいこく様だったんですね、そう聞くと親しみが湧きます、だいこく様が肩から下げている白い袋には、人々の苦難や悩みが入っているのだそうです、私たちの変わりに背負ってくれる慈愛に満ちた神様のようです。。人気がある訳です!
おみくじを引いて、出雲大社を後にしました。
次はガイドブックに載っていて美味しそうだった”ぜんざいロール”店へ。
参道沿いにある”ポンム ベエル”のぜんざいロール お米でできたスポンジがモッチリで美味しゅうございました♪♪どこが”ぜんざい”か?クリームにお餅と小豆が練り込まれていましたよ◎
参道並木は松
出西釜近くの道ばたで咲いていた背の高い花 ”皇帝ダリア” 高い位置で大きな花が咲いていたので目につきました 今見頃を迎えているそうです
最後に深いブルーの焼き色が有名な出西壺に寄って全てのスポットを廻り終え、出雲空港(縁結び空港)へと向かい帰路に着きました。
所々、にわかマメチクも盛り込んだ、偏ったザックリ観光ガイドみたいになってしまいましたが、旅を楽しんだ感じが伝わりましたでしょうか。
東京からだと、なかなか足を伸ばし辛い土地で、これまで訪れる事の無かった山陰は素晴らしい所でした。
”百聞は一見にしかず”とはよく言った物です、、
また一見をしに旅に出たいです。。
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